モモコ・悲しみの日曜日6月14日(木)は、子どもたちを守る気持ちが強くて、食事もおろそかにするくらいでした。何度も子どもをベッドの下に運ぶので、気を付けておかなければなりませんでした。 子猫と母猫を安心させるために、段ボールを用意しました。それをベッドの下に置いてみました。 親子は喜んでいるようでした。 金曜日のこの三匹の写真が、三匹が幸せに寝ている最後のものです。土曜日は出かけていて、写真は取りませんでした。
日曜日の朝、犬の散歩も終わり、朝食がすんだ頃、二階でバタバタする音が聞こえました。何か倒れるような、走り回る様な、大騒ぎです。夫が見に行って、大声を出して私を呼びます。何か大変なことが起こったのです。階段を駆け上がると、夫から子猫を渡されました。私は、悲鳴をあげました。おなかが血に染まっています。おなかに穴があいていました。母犬が部屋に入り、ほしかった子猫をくわえてうれしくて走り回っていたのでした。夫がモモコの出入りのためにドアを開けてやり、閉めるのを忘れていたのです。子猫を見て『これは、助からない』と思いました。タオルにくるんで、日曜日もあいている動物病院に電話をしてみると、9時からだと言います。8時半でした。「すぐに行きます」と車に乗り込みました。病院まで20分はかかります。車の中で小さな命は、消えそうです。「ダメかも知れない」というと、「そんな悲観的な事を言わないで」と、夫が叱りました。でも、私の腕で、子猫は小さな息をして死んでしまっていました。夫は自宅へ引き返します。小さな小指の先より小さな子猫の口元に、サヨナラのキスをしました。涙があふれました。せっかく生まれて来てくれたのに。数日で死なせてしまった。ごめんね、本当に。
家に帰ると、パパ猫のぺぺがソファーで寝ていました。「パパ、子ニャンが死んでしまったよ。お別れを言って」ぺぺの口元に子猫を寄せました。二階のモモコは、他の二匹にミルクをあげていました。「モモコ、ごめんね。この子は天国に行ったよ。サヨナラを言ってあげて」モモコは子猫の匂いを確かめました。鼻を子猫にくっつけます。何も言いません。私はモモコの頭をなでて慰めました。
お昼近くになって、チビをタオルにくるんで庭に埋めることにしました。火葬を頼むにはあまりに小さかったからです。小さな穴を掘って、ミントを敷きました。白い花をタオルの上に載せました。そして、ボラ土を山の形に盛りました。周りにセージとアキチョウジを挿しました。子猫の体をセージが包んでくれるように。秋にはアキチョウジのうす紫の花が咲いてくれるように…と思いました。
表情から犬や猫の気持ちは読みにくいですが、母犬はショックだったようで私に近づきません。何事も甘えてごまかしてしまうのに。今回は、自分のベットに沈んでいました。ぺぺは、おさな妻のモモコを心配して、そばで見守ります。ネコ科ばかりでなく、この世に生きる動物の父親達の強さと責任感を改めて教えられるこの頃です。
日曜日の朝、犬の散歩も終わり、朝食がすんだ頃、二階でバタバタする音が聞こえました。何か倒れるような、走り回る様な、大騒ぎです。夫が見に行って、大声を出して私を呼びます。何か大変なことが起こったのです。階段を駆け上がると、夫から子猫を渡されました。私は、悲鳴をあげました。おなかが血に染まっています。おなかに穴があいていました。母犬が部屋に入り、ほしかった子猫をくわえてうれしくて走り回っていたのでした。夫がモモコの出入りのためにドアを開けてやり、閉めるのを忘れていたのです。子猫を見て『これは、助からない』と思いました。タオルにくるんで、日曜日もあいている動物病院に電話をしてみると、9時からだと言います。8時半でした。「すぐに行きます」と車に乗り込みました。病院まで20分はかかります。車の中で小さな命は、消えそうです。「ダメかも知れない」というと、「そんな悲観的な事を言わないで」と、夫が叱りました。でも、私の腕で、子猫は小さな息をして死んでしまっていました。夫は自宅へ引き返します。小さな小指の先より小さな子猫の口元に、サヨナラのキスをしました。涙があふれました。せっかく生まれて来てくれたのに。数日で死なせてしまった。ごめんね、本当に。
家に帰ると、パパ猫のぺぺがソファーで寝ていました。「パパ、子ニャンが死んでしまったよ。お別れを言って」ぺぺの口元に子猫を寄せました。二階のモモコは、他の二匹にミルクをあげていました。「モモコ、ごめんね。この子は天国に行ったよ。サヨナラを言ってあげて」モモコは子猫の匂いを確かめました。鼻を子猫にくっつけます。何も言いません。私はモモコの頭をなでて慰めました。
お昼近くになって、チビをタオルにくるんで庭に埋めることにしました。火葬を頼むにはあまりに小さかったからです。小さな穴を掘って、ミントを敷きました。白い花をタオルの上に載せました。そして、ボラ土を山の形に盛りました。周りにセージとアキチョウジを挿しました。子猫の体をセージが包んでくれるように。秋にはアキチョウジのうす紫の花が咲いてくれるように…と思いました。
表情から犬や猫の気持ちは読みにくいですが、母犬はショックだったようで私に近づきません。何事も甘えてごまかしてしまうのに。今回は、自分のベットに沈んでいました。ぺぺは、おさな妻のモモコを心配して、そばで見守ります。ネコ科ばかりでなく、この世に生きる動物の父親達の強さと責任感を改めて教えられるこの頃です。
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by cgwxpmasaco
| 2012-06-20 15:51